映画で社交ダンス Part 2

Take The Lead 邦題「レッスン!」

映画で社交ダンスPart 2です。

Take The Lead 邦題「レッスン!」という映画をご存知でしょうか?
2006年アメリカ映画。アントニオ・バンデラスが主演です。セクシーでちょっとワイルドなイメージの彼が社交ダンス?とは思いましたが、真面目で紳士な社交ダンスの先生役を熱演。素敵な情熱溢れる映画でした。

ニューヨークの高校が舞台のストーリー。家庭に様々な問題を抱え、ギャングともつながりのある生徒達。そこへアントニオ・バンデラス扮する社交ダンス教師デュレインがダンスで人生への情熱と、他の人を尊重し思いやる心を取り戻させたい!と校長や保護者を説得、社交ダンス指導を始めるのです。しかし、生徒達は社交ダンスなどダサくてやってられないと帰ってしまう始末。そこでデュレインは自分の社交ダンス教室からモーガン(カティア・バーシラス)を連れ、生徒達の目の前で情熱的なタンゴを披露。一瞬にして彼らを社交ダンスの虜にする。このタンゴシーン!熱いです。カッコいいです。YouTubeで何度も観ました。社交ダンスのタンゴよりも限りなくラテンに近いタンゴ、多分アルゼンチンタンゴ要素が多めのタンゴ。何しろあんなに相手を強烈に見つめて踊れるのは「さすが俳優さん!」。日本人には苦手なemotional表現ですね💦

背中の手が紳士的。掴まず、撫でず。優しく情熱的なリードの手ってこんな感じでしょうか?

デュレインは悪戦苦闘しながらも熱意を持って教え、生徒たちも初めて触れる新たな世界に夢中になっていく。もともと音楽に親しんできた彼らは社交ダンスの基本的なステップから、得意とするヒップホップを融合させた新たなステップをも生み出していく。そんな生徒たちにデュレインは、ダンスホールで開催される社交ダンス大会への出場を提案し、それぞれ悩みを抱えながらも練習を積み本番へ。この本番シーンで男性リード2名に女性パートナー1名というデモンストレーションのようなダンスシーンが、これまた情熱的で見応えたっぷりでした。


この映画の主人公ピエール・デュレインは実在の人物。

ダンスパートナーのイヴォン・マーソー と共に世界で活躍したダンサー。多くの大会で優勝、ブラックプールで4度優勝。1984年、社交ダンス舞踊団「アメリカン・ボールルームシアター」を設立。その教育部門としてダンシング・クラスルームが生まれたそうです。1993年、ダンスマガジン賞受賞、振付を手掛けたブロードウェーミュージカルGrand Hotel では、1989-1990年のアステア賞を受賞。School of American Ballet や ジュリアード音楽院など世界レベルのダンススクールで教授活動。あげればキリがない経歴の人物です。

1994年、彼はニューヨーク市教育局のためにダンス教室プログラム「ダンシング・クラスルーム」を設立。上記映画「レッスン」での舞台は高校となっていますが、実際は小学校でこのダンスプログラムを導入。毎年たくさんの生徒に指導。小学生の子どもたちの心を育てるペアダンスの教育プログラムとして、ステップを習うだけでなく、対人マナーを身に着け、自分への自信と仲間を大切にする心を養う。その教育効果は高く他教科の成績向上につながっているとのことだ。米国のみならず、スイス、カナダ、ヨルダン、イスラエル、バージンアイランドなど、世界の様々な国の子どもたちがそのプログラムに参加している。 


ー「ダンシング・クラスルーム」プログラム内容 ー

10~11歳の児童を対象に7種類のソシアルダンス(メレンゲ、フォックス・トロット、ルンバ、タンゴ、スウィング、ワルツ、ポルカ)を教えながら、「自信」と「他人を尊敬する気持ち」を学べるように開発された教育プログラム。

週二回のレッスンを10週間。最後のレッスンでは、保護者や家族、友人を招待して発表会を開催。クラスの全男子が全女子と踊るようにプログラムが組まれ、好み、体格などの体の特徴、その他の様々な一人一人の違いを認めながら、ステップを楽しく学ぶうちに誰とでも踊れるように。ダンスを踊る際のマナー、取り組む姿勢も学びながら、相手に対する尊敬の気持ちを身に付け、クラスの雰囲気まで変えていく。

そう言えば、数年前から日本の小中学校にもダンスの授業が取り入れられていると聞いたことがあります。ダンスが専門ではない体育の先生のためにもダンシング・クラスルームプログラムを取り入れてみてはいかがでしょう。勿論、今の新型コロナの状況では無理でしょうが…
相手を認め受け入れて、相手のことを気遣いながら踊ることで思いやりや尊敬の気持ちを養えるのは本当だと思います。自分が社交ダンスをしたことあるから尚のこと「うん、うん」と同調できます。社交ダンスを始めた頃は、個人的にペアで踊ることは本当に苦手で苦痛でした。個人競技ばかりで育ったせいもありますが、自分のソーシャルディスタンスを超えて相手と組むことが大変な挑戦でした。しかし、社交ダンスを通して、みんなが違うことを知って受け入れることは自分がみんなと同じでなくてもいいんだと知り、誰かがみんなと違っていてもそこに違和感を持たずその個性を尊敬して認められるようになる自分にとって良い機会を得ました。

最後に、ピエール・デュレインさんのスピーチ動画をご紹介したいと思います。15分弱くらいありますが、是非ご覧ください。JDSFーPD三笠宮杯でスタンダード連覇中のオレクシー&リカコ組のリカコさんがTwitterで紹介されていました。

※日本語字幕設定の仕方…右下`YouTube`文字の左側にある設定(タイヤのようなマーク)をクリック→subtitles/ccにカーソルを合わせ`>`をクリック→Japaneseをクリック→再生

話し方も紳士的

さあ、顔を上げて良い姿勢で

Ladies and Gentlemen, Boys and Girls!
May I have this dance please?
ご一緒にダンスしませんか?

Something will change…
何かが変わります…

💃 Let’s Ballroom Dance ☺️

投稿者: 管理人

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