スポーツをしていれば試合に出たり、バレエやダンスは発表会やコンテストがあります。では、社交ダンスの生徒さんが普段の練習の成果を競い合ったり、発表する機会と言えば、社交ダンス競技会やダンス教室等主催のパーティなどが考えられますね。
大人も子供も何かしら目標があった方がモチベーションがUPします。
ヴァレリ先生がウクライナで指導していた子供達はシーズン中は毎週末のように競技会に挑戦していて、週4-5回グループやプライベートレッスンで汗を流していました。

さて、2019年夏、Dance Freedomの子供達が参加できる競技会はないものか?探すことになりました。
<課題>
・ジュニアはパートナー探しが難しいのでソロ出場できる競技会を探す。
・保護者様や子供さんの時間的負担を考え近場の競技会を探す。というのも競技会は日曜開催がほとんどで遠くへの遠征は翌日の学校への影響が心配。
・経済的負担が少ない競技会を探す。出場料、交通費。
・子供達には団体関係なく自由に社交ダンスに挑戦して欲しいので、団体に登録していなくても出場できる競技会を探す。
以上のような課題をクリアできる競技会…。
<JDSF山口大会>
2019年秋、ヴァレリ先生の生徒さんが競技会に挑戦できることになりました。初めてのことでわからないことも多く、何度も事務局に電話で問い合わせしました。子供の社交ダンス人口が少ないからか、子供達の申込に関して本当に好意的に親切に対応していただき、競技会当日の受付時にも関係者の方々から一つ一つ教えていただきました。子供の競技出場者はとても少なく、大人の競技が主体の中、子供達の出場種目はソロとペアでした。ダンスはもちろんですが、フロアへの入退場も特に念入りにヴァレリ先生から指導を受けて、生徒さんのダンス前後の挨拶と歩く姿は誰よりも素敵でした。「礼に始まり礼に終わる」堂々とした挨拶は美しく出来る印象を与えますね。決勝に残った生徒さん、そうならなかった生徒さん、どの生徒さんにも刺激ある競技会体験になっていたと思います。
<子供さんが競技会に出場する際に>
・髪型、メイク、衣装…全般において子供らしく。
・衣装…姿勢がよく見えること。動いているときにしわができない。
・社交ダンス団体によっては衣装について細かい規定があるので確認すること。
(襟の形、袖の形や長さ、スカートの長さなどなど)
<ママ達お手製のオリジナル>
ウクライナのアーニャ先生が言っていました。シンプルな社交ダンスドレスを購入した後、ママ達がストーンやスパンコール、フリンジ等をお手製装飾して仕上げるそうです。ヘアアクセサリーもお揃いで。だから、そのドレスは世界に1つしかないオリジナルドレス。それを着て子供達は競技会フロアでベストを尽くして輝きます。日本のママ達も子供の衣装をお手製で装飾していると聞きます。頑張る子供達を支え応援する親心は世界共通ですね。

<2020年>
2020年1月末に開催された競技会の後、新型コロナ流行したため予定されていた競技会は全てキャンセルとなりました。残念に思う気持ちは、子供さん達も先生方も同じです。
元々子供さんが出場できるソロ・ペア両方がある競技会自体少なかったのが、そのチャンス自体がなくなってしまいました。
今年は社交ダンスのみならずヨガや塾、大学などでZOOMオンラインレッスンが日常化しました。そんな中、関西、関東地方では、オンラインでの競技会も開催されはじめました。ダンス動画を送信して、各競技会のジャッジの皆さんが予選から決勝まで日にちをかけて行われるようです。
<いつか…>
ヴァレリ先生が以前言われていた「子供の社交ダンス競技会」開催。色々な準備、ご協力など大変だと思いますが近い将来の実現を心から願っています。
子供達の心身のため良いチャレンジの機会がたくさん訪れますように!