令和7年国民文化祭長崎大会内定記念イベント

2021年10月末頃、このイベント開催についての案内をいただきました。申込締め切り11月7日。あまり時間がありませんでした。申込募集要項によると「2019年からの新型コロナ感染に伴うイベント、発表会、練習会等々の度重なるキャンセルでダンスを発表する機会がなくなった長崎県民の方々に、令和7年国民文化祭長崎大会開催内定記念イベントとして発表の機会を差し上げます!」というような目的とのことでした。プログラムは、コンテスト部門とショーケース(発表)部門の二つ。コンテストはジャンル問わず様々なダンスを小学生・中学生・高校生に分けて競うというもの。ショーケースもジャンルは問わないが10名以上を1チームとして参加できるというものでした。

Dance Freedom佐世保教室でレッスンを継続されている生徒さんにも是非発表の機会をと思いましたが、しかし、10名以上から参加可能ということはペアダンスは無理なのか!?社交ダンスにおいても他のダンス同様に発表の場はめっきり減ってしまった昨今です。発表を希望されている生徒さんのために開催元の長崎県に交渉することにしました。ダンス発表の機会を平等に与えてほしいこと、感染防止をして練習を続けていること等熱い思いをメールで送信しました。そして、他にも同様の訴えがあったようで、1エントリー10名分(1チーム最小人数分)の参加料を支払うことを条件に参加OKとなったのです。担当の皆様、柔軟な対応していただき本当に感謝しております。
2021年11月23日(火)長崎ブリックホールにて開催
(1)コンテスト部門
Dance Freedomからコンテスト部門への参加はなかったため、ショーケース部門が始まる少し前に会場入りしました。ちょうど会場入りした時には、コンテスト部門の表彰式が行われていました。1〜6位までのチームがステージ上に並び、表彰され賞品(長崎牛XX kgなど)を受け取っていました。表彰されていた子供たちは本当に嬉しそうで誇らしげで、見ているこちらも嬉しい気持ちになりました。ただ、誰かが勝つということは負けたチームもいるということ。観客席から表彰式を見ている子供達の中には泣いている子供達も見かけました。これまで一生懸命練習に励んできても結果が思うように出ないこともあるのが勝負の世界、発表本番です。今日の悔しさを、触れたり見たりした経験を明日からの練習に繋がっていくよう祈っています!
(2)ショーケース部門
ショーケースプログラムは3部に分かれ、ヒップホップ、ジャズダンス、よさこいダンス、KーPOPダンスっぽいダンスがステージ上で披露されました。子供のチーム、中学生・高校生、そして大学のダンスチーム、大人のチーム、年齢層も様々でした。
そんな中、社交ダンスはDance Freedomからヴァレリ先生と佐世保教室の生徒さんペア1組のみ参加でした。他のダンスとは雰囲気や曲調(ルンバ・サンバ)が異なり、プログラムにとても良いスパイスとなっていました。私個人的には、ルンバの男女の表現に他のどのダンスにもない芸術性を感じました。

ただ、通常の社交ダンスは、ステージではなくフロアで披露されます。もちろん演者はどこを正面にするか決めて踊りますが、観客は360度から観ているため、その体で踊ります。ですので、今回のようなワンサイド正面のステージで社交ダンスを披露するのは、勝手が違って演者は大変だったようです。ステージ上のライトもフロアでのライトとは全く違い、ステージ上の演者は、眩しさでほぼ観客席が見えません。
加えて、今回のイベントはリハーサルなしのぶっつけ本番でしたので、初めての床の感覚でいつも通りのパフォーマンスを目指し、ペアの相手がどこにいるのか自分との距離感を目で確かめることも普段より難しく、また観客性を意識してダンスを見せることにも気をつけなければならずいつも以上に緊張され大変だったのではないかと思います。
演者のご苦労を考えつつも、令和7年国民文化祭長崎大会の開会式で社交ダンス、ヴァレリ先生、生徒さんが踊る姿が見られると楽しみだなあと勝手ながら想像し、そして、このイベントで社交ダンスを見た子供達、保護者様、関係者の皆さんの中に「社交ダンス、やってみたい、やってみようかな」と思ってくださった方がいたらいいなあと期待しつつ会場を後にしました。
次回は、社交ダンスをはじめ、次回はタップダンスやバレエも観てみたいと楽しみにしています。
また、次回 Nagasaki Dance Meeting VOL.2 が開催されることを祈っています!